最近さらに、
背中が緩んできているのを感じる。
一年半ほど前に最初に背中の緩み
を感じたときに、
初めて
「私の背中は、
緊張し続けていたのだなぁ…」
と感慨深く思った。
どれくらい身体が強張っているのか。
それは、強張ってしまってからでは、
なかなか気づけない。
その時、その強張りは、
本人にとっては、
日常の中に埋没し、意識できないもの
となってしまっているからだ。
それが、
稽古を続けることで、
身体がだんだんと感覚を取り戻し、
自然体に近づくことで、
『緩むべきところが、緩む。』
緩んでから、
初めて、今までの強張りに
気づくことができたのだった。
大げさかもしれないけれど、
それは、
自分を知った瞬間でもある。